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2025.11.10九響合唱団 合唱指揮者 横田 諭氏 桂冠合唱指揮者に就任

九州交響楽団の専属合唱団である九響合唱団は、このたび長年にわたり当団の音楽的発展と芸術的成長に多大な貢献を重ねてこられた横田 諭(よこた・さとし)氏が、桂冠合唱指揮者に就任したことをお知らせいたします。

永久名誉音楽監督・故 石丸 寛氏の提唱により、九州交響楽団と合唱付き楽曲の共演を目的として1996年1月に創設された九響合唱団は、まもなく30周年を迎えます。

横田氏は、2013年の合唱指揮者就任以来、マーラー《交響曲第8番「千人の交響曲」》、ブルックナー《テ・デウム》、プッチーニ《四声のミサ曲》など、九響初演となる数々の名曲に携わり、つねに聴衆の期待に応える成果を挙げてこられました。その精緻なアンサンブル構築と温かみのある音楽づくりは、団員のみならず多くの聴衆からも厚い信頼を集めています。

とりわけ、2017年から3年にわたり熊本市で開催された熊本地震復興祈念コンサートでも合唱指揮を務め、積極的な地域貢献を果たしました。また、2020年からの新型コロナ禍により多くの演奏団体が活動に制限を受ける中にあっても、横田氏は先頭に立って九響合唱団を導き、活動の継続と合唱の灯を絶やすことなく守り抜きました。

今回の桂冠合唱指揮者就任は、これまでの功績を称えるとともに、今後も当団の精神的支柱として継続的にご指導とご助言を賜ることを目的としています。

九響合唱団は、横田 諭 桂冠合唱指揮者の豊かな経験と深い音楽的知見を受け継ぎ、これからも九州交響楽団との共演を通じて、地域に根ざした合唱芸術のさらなる発展に努めて参ります。

 

 

【横田 諭(よこた・さとし)氏 プロフィール】

福岡出身。1980年九州大学理学部入学、同大学院修士・博士課程進学。在学中に九州大学男声合唱団コールアカデミーに所属し、学生指揮者を務め、作曲家の藤井凡大氏、指揮者の荒谷俊治氏(前日本指揮者協会会長)より音楽のみならず幅広い分野での指導を受ける。また、石丸寛氏主催の石丸指揮塾に参加。九響合唱団のほか、九州大学男声合唱団コールアカデミー常任指揮者、福岡コール・フェライン音楽監督、Chor Solfa!元締め、女声合唱団コール・エスポワール常任指揮者、ちくしの混声合唱団常任指揮者を務める。2025年11月、九響合唱団の桂冠合唱指揮者に就任。

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